留学って、ちょっとカッコイイ。
憧れている海外の言葉や文化、景色を
肌で感じて、触れてみたい。
日本とは違う環境で学ぶのってステキだし、
自分の可能性もきっと広がる。
そんな留学を考え始めたキミに伝えたい、
プロが語るいまの留学事情や
先輩たちのリアルな声を集めました!
将来の夢や、これからの進路について
ここで一緒に考えてみませんか?
留子(りゅうこ)
勉強に部活にときめきに忙しく、進路にアレコレ悩む17歳。好きな教科は英語。
お母さん
美人で聡明。
思い込みはちょっと激しめ。
お父さん
まじめでしっかり者だけれど、心配性が炸裂することも!?
ねこ太
ブロードウェイの舞台に立つことが夢。
01
「高等教育を軸としたグローバル政策の方向性〜コロナ禍で激減した学生交流の回復に向けて〜」(文部科学省)
(https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/kagaku/2022/mext_00002.html)に基づき作成
感染症危険レベル
-
- レベル1
- 十分注意してください
-
- レベル2
- 不要不急の渡航は止めてください
-
- レベル3
- 渡航は止めてください(渡航中止勧告)
外務省ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/)に基づき制作
- Q1.最近の留学の特徴を教えてください!
- 地域や大学にもよりますが、現在ではコロナ禍前と同様の対面授業がほとんど復活しました。一方でホームステイを受け入れてくれる家族が減ったため、大学寮に住む学生が増えてきています。部屋では1人で過ごしていても、授業での交流や休日に友人と出かける機会もあり、充実した留学生活を送れているようです。
- Q2.留学した学生に変化はありますか?
- タフになって帰ってくる学生が多いな、という印象があります。希望の留学先に行けなかったり、現地でやりたいことが叶わなかったりすることもありますが、その中でも自分ができることを探して積極的に活動している学生も多く、とてもたくましいなと思います。「留学してよかった」と言ってくれる学生も多く、サポートする立場としても嬉しいです。
- Q3.いま留学することについて、どう思いますか?
- 行けるのであれば、ぜひ留学に行ってほしいと思います。現在はリモートでの交流が普及し、インターネットでいろいろな情報や知識を得ることができるので、以前よりも外国のことを知っている学生は多いと思います。しかし、実際に現地に行き、その場所の⼈や⽂化と触れ合うことで、「海外での⽣活は楽しいことばかりではない」ということに気づくかもしれません。驚くことや大変なこともありますが、それも含めて「留学」です。こればかりは実際に行って体験してみないとわからないので、ぜひこの機会をとらえてほしいと思います。
PROFILE
名古屋外国語大学 国際交流部
学生の海外派遣プログラムの支援と留学生の受け入れを中心に、名古屋外国語大学のグローバル化を推進。2022年度は約380人の学生を長期留学へ送り出し、約180大学の協定校との密な連携を続けている。国際交流の実績においては、全国でもトップクラス。
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02
- 語学力アップが主な⽬的
- 短期間で集中的に学ぶことも可能
- 語学の授業を中心に受講し、
海外での生活を通じて語学⼒や国際感覚を磨く - 世界中から集まった留学生と一緒に学ぶ
- 海外で自分の語学力を試したい人や、
「外国語で学ぶ」留学の準備をしたい人におすすめ!
- 語学だけでなく、専門的な学びを深めることが主な⽬的
- ⻑期の留学となる場合が多い
- 現地の学⽣と⼀緒に学ぶ学部授業を中⼼に受講し、
経営学や国際関係学など専⾨分野の知識を磨く! - 日本の大学からの交換留学に限らず、現地の大学を受験して
正規の学生となって学ぶケースも! - 専門性を活かした就職や、大学院への進学をめざす人にもおすすめ!
- Q1.「外国語を学ぶ」留学の意義や良さは何でしょう?
- その言葉がどのように使われているのか、どんな価値観が背景にあるのか、「言葉を深く考える」という意味においても、留学は非常に有意義であると思います。長い人生を考えると、留学期間は非常に短いです。そう考えるとチャレンジしやすいのではないでしょうか。「少し気になるけれど怖い、自信がない」という人は、ぜひ検討してほしいなと思います。
- Q2.最近の「外国語を学ぶ」留学や学生の変化について教えてください!
- 2022年8月、カナダのオンタリオ州・キングストンにて、3週間の海外研修を実施・引率しました。到着時は「自分の英語が通じるのかな?」と不安そうな学生も多くいましたが、だんだんと現地での生活に慣れていき、まるでキングストン市⺠であるかのように滞在を楽しんでいました。
引率した教員はサポートもしますが、基本的には「自分で頑張りなさい」というスタンスをとっていました。学生たちも自分でやらざるを得ない状況に置かれたことで成長し、自信がついたのだと思います。
- Q3.留学をするうえで大切なことは何でしょう?
- 日本と同じことを期待すると、がっかりしてしまう可能性があります。「どの国も良いところがあり、悪いところがある」という前提で留学に臨んでほしいです。「みんなが一緒だ」という前提で人と接すると、その人の表面しか見えません。深く接するほど違いが出てきますし、違いが出てくるからこそ本心が見えるようになります。そうしたコミュニケーションを積み重ねることで、本当の意味で親しくなれるのだと思います。
- Q4.目標や語学力に自信がなくても留学できますか?
- 目的がなくても、全然問題ありません。少しでも気になるのであれば、ぜひ留学を検討してほしいです。自信がない人にこそ、チャレンジしてほしいなと思います。日本以外の「世界」や「人生の送り方」を目にすることで、「自分はどんな人生を送っていきたいのか」と考える機会になるのではないでしょうか。
PROFILE
ヤコブ・E・マルシャレンコ先生
名古屋外国語大学 世界教養学部 国際日本学科
ポーランド出身。ワルシャワ大学で日本の言語・文化を学び、在学中に日本留学を経験。卒業後に再び来日し、大阪大学大学院、名古屋外国語大学大学院で司法通訳翻訳、多言語多文化共生社会に関する研究を行う。現在は名古屋外国語大学の教員として、自身の経験を活かしながら学生の留学も熱心にサポートしている。
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- Q1.「外国語で学ぶ」留学の意義や良さは何でしょう?
- 得られる情報量が全然違います。刑法ひとつを例にしても、国や地域によって見方が全然違うように、日本人としてではなく“世界人”としてさまざまな見方から専門性を追求することができるので、知識の幅が広がります。また、日本で得られる情報は、英語圏の研究を翻訳したものが中心です。現地で最新の情報を得られることも、「外国語で学ぶ」留学の大きなメリットです。
- Q2.先輩たちは、留学先で何を学んでいるのでしょう?
- 留学先の大学で、「刑事司法(罪を犯した人に刑法に基づいて適切な罰を科すことを学ぶ科目)」や、「社会問題」の科目を中心に学んだという学生がいました。その学生は学びを深めるために、休日もニューヨークの高級住宅街・ウィリアムズバーグのユダヤ教徒のコミュニティや貧困層の住んでいるエリアを訪ねていたようです。他にも、留学をしたことで自分の学びたい分野が見つかり、卒業後はイギリスの大学院で研究を続けるという目標ができたと話す学生もいます。多くの学生が留学を経験し、新しい目標を見つけたり夢が具体的になったりするようです。
- Q3.先生ご自身が、留学を通じて得たことは?
- すべて完璧にやる必要はないということ。「ここまでは今日できたのだから、続きは明日でいいや」という気持ちでいたほうが、気が楽になりますよ。継続することが一番大切なので、休憩も必要です。それから、とにかく悩まず、まずは現地に行ってみてはいかがでしょうか。ホームステイ先や寮の学生、学食のスタッフなど、きっと誰かが助けてくれるはずです。
- Q4.「外国語で学ぶ」留学が気になる人にアドバイスをください!
- 「今の語学力では足りないのでは」と心配している人は多いと思います。ですが、まずスタート台に立って、一歩踏み出してみましょう!私自身もそうでしたが、リスニングが全然聞き取れなかったとしても、続けていれば、いつかは理解できるようになるんです。本当ですよ!そのためにはたくさん聞いて、読む必要があります。とにかく勉強を続けてみてください。そうすれば、必ず成長につながりますよ。
PROFILE
濱嶋 聡先生
名古屋外国語大学 世界共生学部 世界共生学科
大学時代にオーストラリア・アメリカに長期滞在し、高校の英語教員を経て、クイーンズランド大学大学院言語学研究科に留学。オーストラリア先住民・アボリジニ生徒へのバイリンガル教育を主な研究テーマとして掲げ、「模擬国連世界大会」ファクトリティ・アドバイザーとして参加学生のサポートも行う。著書に『アボリジニであること』(名古屋外国語大学出版会)など。
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多くの学生が活用しているのが、『語学コース』で語学力を磨いたあとに、留学先大学の『学部授業』で専門分野を学ぶという受講モデル。「外国語を学ぶ」から「外国語で学ぶ」へのステップアップが可能です!
さらに留学プログラムは9種類あるため、あなたの夢や希望にピッタリな留学ができます。
03
- ディスカッションがとにかく熱い!反対意見や、意見の弱点をつくような発言も珍しくありません。積極的に参加しないと、一言も発言できずに終わってしまうので必死でした。
- 難民の授業でのフィールドワーク。自力でNGOに英語でアポイントを取ってインタビュー。日本ではできない経験ができました!
- 政治学の授業で、日本のことを学びました。日本の経済状況、戦後の発展の仕方、他の国との違う点などを客観的に学ぶことができて、とても新鮮でした!
※複数回答
※2021年8月〜2022年9月に出発した学生の回答をもとに算出
※複数回答
※複数回答
充実している証拠!?
半数以上の先輩はホームシックにならなかった様子。
ホームシックになったときは、日本にいる家族や友だちに連絡して寂しい気持ちとうまく付き合っているようです!
※「どちらでもない」「どちらかというと反対された」「反対された」は0%
※「どちらとも⾔えない」「どちらかというと留学しない⽅がよかったと思っている」「留学しない⽅がよかったと思っている」は0%
- 航空業界や観光業界に
就職したい! - さまざまなバックグラウンドをもつ人と
協力して働きたい! - 国籍や言語を超えてコミュニケーションがとれるようになりたい!
- 日本と海外を
繋ぎたい! - 海外に住んで、
海外で働きたい! - フリーランスで仕事をして、世界中の好きな場所に住みたい!
- もっと外国語を
自由に使えるように
なりたい! - 生徒が楽しめる
授業ができる
先生になりたい! - 海外の大学院に
進学したい!
※複数回答
【調査概要】調査時期:2022年11月 調査対象:2021年8月〜2022年9月の期間に留学に出発した名古屋外国語大学の学生のうち、有志42名が回答